日経平均における寄与度とは!2019年10月18日の投資結果

株の取引き結果

日経平均は22,500円付近までやってきました。米中貿易協議の部分合意やイギリスのEU離脱案がEUと合意されたことにより外部環境は良い感じです。これからは決算シーズンが本格化されますのでより企業業績を意識した展開になることが予想されますね。業績の改善傾向が見られるかが重要ですね。

さてさて金曜の投資結果はどうだったでしょうか。以下をご覧ください。


RESULT

前営業日比:ー103,970円

今月単月累計:ー108,921円

年間損益額:+797,173円

今月に入って成績が上がりません。。。日経平均が順調に上がっているのに自分のPFの成績が悪いことから、焦って無駄な取引を増やしてしまってます。買っても自信がないのでホールドできずに損切りしたり、地合いがいいので今含み損でもすぐ反転するはずという勝手な妄想から損失拡大、という感じです。


today’s 取引

買い

なし

今月末には怒涛の決算発表ラッシュが始まりますので、そろそろ勝負をかける銘柄を絞り込みたいです。

売り

◆ナブテスコ(損切り)

つい先日インしたものの、今後の値動きに自信が持てず撤退。。。監視を始めてからどんどん値上がりする株価に焦って「この先もどんどん上がりそう」という妄想だけで買ったことを後悔。来週は予想通りに下がるかもしれないし、上がるかもしれないけど一旦撤退したことに後悔はありません。

◆イマジニア(損切り)

配当金目当てで購入していたこの銘柄ですが、現金保有率を高めたくて少し保有数を減らしました。

◆DeNA(損切り)

保有銘柄数が多くてチェックしきれなくなっているので売却。市場の過熱感もあることから少し現金保有率を高める目的も。

◆KDDI(利確)

保有銘柄数が多くてチェックしきれなくなっているので売却。市場の過熱感もあることから少し現金保有率を高める目的も。


today’s トピック

今日は日経平均採用銘柄の寄与度について書いてみます。

日経平均は東証一部上場企業から225の企業の株価が採用されて算出されています。日経平均だからこの採用銘柄の株価を合計して225で割っているのかと言えばそうではありません。

日経平均株価の計算式は以下となります。

採用銘柄のみなし額面の合計÷除数

となります。

まずこの除数というものですが、日経平均株価が登場した時の除数は採用銘柄数の225でした。それ以降銘柄の入れ替えや株式分割、株式併合などが行わられることに合わせて日経平均株価という指標の連続性を保つためにこの除数は都度見直しがされています。因みに10月20日時点の除数は27.760となっています。

さて次にみなし額面をみてみましょう。

昔は「額面株式」というものがあり、企業が発行する株券に最初の株価が記載されていました。額面の金額は「20円、50円、500円、50,000円」の4種類がありました。今はこの「額面株式」は廃止されて「無額面株式」という額面の記載がない株式のみの発行になっていますが、株価の大小はこの額面に大きく影響されていて1株1万円以上のものがあったり、1株100円程度のものがあったりします。日経平均を単純に平均を出してしまうとこの額面による株価の大小により、単純に額面が大きい銘柄の株価が平均算出に大きな影響を及ぼし、額面の小さい銘柄の株価はあまり影響をのないものになってしまいます。

ということで額面金額を50円に換算してみなし額面というものを算出することで、額面金額の違いによる影響を排除しています。

例えばソフトバンクグループは株価としては現在は4,299円ですが、みなし額面だと25,794円になりますし、KDDIは2,934円が17,604円になります。

さて、このみなし額面をみたときにトップなのがファーストリテイリングです。みなし額面は現在70,000円近くもあり、全体の銘柄比率の11%以上を占めることになります。そのほか上位のソフトバンクグループや東京エレクトロン、ファナックといった銘柄を合わせるとその比率は20%以上となるため、これらの銘柄の株価の値上がり、値下がりはかなり日経平均株価に寄与します。

この寄与度という考えがあることを意識することは重要で、日経平均が何連騰もしているので地合いがいい!と思っても実態は寄与度の高い特定銘柄のみが株価が上がっているだけで全体からすると値下がり銘柄数の方が多かったりします。日経平均だけをみていて地合いがいいなと思っていたらジワジワと地合いが悪化しているなんてことがありますので、この寄与度は十分意識しながら地合いが本当に周りが言うようにいい状態なのか、悪い状態なのかを考える必要があります。上手い投資家は地合いの変化を正確に、そして敏感に感じとって一般投資家が地合いの悪化を感じる時にはすでにポジションを減らしていたりしますので、正しい地合いの把握というのは投資家として上達するための必須スキルなんでしょうね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました